社長が一番孤独になる瞬間

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それは、まだ会社が壊れていない時だった

「社長は孤独だ」とよく言われます。

でも正直に言うと、
本当に孤独を感じたのは
会社が完全にダメになった時ではありません。

むしろ逆でした。

まだ、表面上はうまくいっていた時。


周囲からは「順調ですね」と言われていた

売上はある。
仕事も回っている。
表面的には問題がない。

だから周囲からは、
こんな言葉をかけられます。

・順調そうですね
・忙しそうですね
・これからですね

そのたびに、
私は笑って頷いていました。

でも、
心の中ではまったく違いました。


本当は、ずっと不安だった

・来月の支払いは大丈夫か
・このまま続けていいのか
・判断を間違えていないか

頭の中では
ずっと同じことを
繰り返し考えていました。

でも、
それを口に出せる相手はいなかった。


「相談できない孤独」が、一番きつい

社員には言えない。
取引先には言えない。
家族にも言いづらい。

結果、
誰にも相談できない状態になる。

これが、
社長にとって一番きつい孤独です。

一人でいることが孤独なのではありません。
一人で抱え込むことが孤独でした。


なぜ、相談できなかったのか

理由は、
プライドでも性格でもありません。

単純に、
余裕がなかった。

余裕がないと、
人はこうなります。

・弱音を吐く気力がなくなる
・説明するのが面倒になる
・「自分で何とかしなきゃ」と思い込む

私は、
この状態にどっぷりはまっていました。


孤独な社長ほど、判断が遅れる

誰かに話していれば、
「それ、危ないよ」
「一度止まったら?」
そう言われたかもしれません。

でも、
誰にも話さなかった。

だから、
自分の考えが
正しいかどうか分からないまま
走り続けた。

孤独は、
判断を鈍らせます。


夜になると、不安が襲ってくる

昼間は忙しい。
考える暇がない。

でも夜になると、
一気に不安が押し寄せてきます。

・布団に入っても眠れない
・同じことを何度も考える
・最悪の未来ばかり想像する

あの時間が、
一番つらかった。


社長は、強くなる必要はなかった

当時の私は、
「社長なんだから強くなきゃ」
そう思い込んでいました。

でも今なら、
はっきり言えます。

社長に必要なのは、
強さじゃなくて逃げ道です。

相談できる場所。
話せる相手。
一度立ち止まれる余白。

それがなかったから、
私は壊れかけました。


今の私が、必ず作っているもの

今は、
意識的にこれを作っています。

・定期的に話せる第三者
・利害関係のない相談相手
・数字をそのまま出せる場所

孤独にならないことは、
経営戦略の一つです。


このブログが、誰かの「外」に出るきっかけになれば

もし今、
あなたが

・誰にも相談できず
・一人で抱え込み
・でも、まだ走れている

そんな状態なら、
それはかなり危険です。

止まっていい。
話していい。

孤独に耐えることが、
社長の仕事ではありません。


次回予告

次は、
「会社を守るために、最初に捨てるべきもの」
について書きます。

私が
手放せなかったものの話です。


社長が一番孤独になるのは、
まだ壊れていない時。

このブログが、
誰かの「一人じゃない」と思える
きっかけになれば嬉しいです。

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