分かっていた。でも、止まれなかった
今なら分かります。
私は、
「何をすべきか」を
知らなかったわけではありません。
・止まった方がいい
・縮めた方がいい
・一度立て直すべき
頭では、
何度も分かっていました。
それでも、
私は判断を遅らせた。
理由は一つではなかった
判断を遅らせた理由は、
単純な一つの原因ではありません。
いくつもの感情が、
絡み合っていました。
そして一番大きかったのは、
「失敗を認めたくなかった」
という気持ちでした。
失敗を認める=すべてが無駄になる気がした
当時の私は、
こう思っていました。
・ここまでの努力
・使ったお金
・費やした時間
それらを否定することが、
怖かった。
判断を変えることは、
「今までの自分が間違っていた」と
認めることのように感じていたからです。
「まだ何とかなる」は、感情だった
判断を遅らせている時、
私はよくこう言っていました。
「もう少し様子を見よう」
「今決めるのは早い」
でも今思えば、
それは分析ではなく
感情でした。
・怖い
・認めたくない
・逃げたい
それを
もっともらしい言葉で
包んでいただけだった。
社長は「希望」を捨てにくい
社長という立場は、
常に希望を語る役目です。
・きっと良くなる
・まだチャンスはある
・次はうまくいく
でも、
その希望が
判断を遅らせることもある。
私は、
希望にしがみついていました。
判断を遅らせると、選択肢は減る
これは本当に残酷ですが、
事実です。
・早ければ選べた道
・余裕を持って取れた行動
判断を遅らせるほど、
それらは消えていきます。
最後に残るのは、
「もうこれしかない」という選択。
私は、
そこまで行ってしまいました。
誰にも止められなかった理由
誰かに話していれば、
止められたかもしれません。
でも、
私は話さなかった。
なぜなら、
止められるのが怖かったから。
本当は、
「続けたい」と思っていた。
判断を遅らせた本当の理由
今なら、
はっきり言えます。
私が判断を遅らせた理由は、
知識不足でも
能力不足でもありません。
感情から逃げていた。
それだけです。
今の私が、必ず自分に問いかけること
判断に迷った時、
今の私は
必ずこう問いかけます。
「これは、
冷静な判断か?
それとも、
感情を守る判断か?」
この問いを挟むだけで、
判断の質は
大きく変わりました。
このブログを、今迷っている人へ
もし今、
何かを決めきれず
立ち止まっているなら、
あなたが悪いわけではありません。
ただ、
感情が邪魔をしているだけかもしれない。
それに気づければ、
次の一手は見えてきます。
次回予告
次は、
「倒産は、どこから始まっていたのか」
について書きます。
本当に最初のサインは、
どこにあったのか。
判断を遅らせた理由は、
弱さではありません。
人として、
自然な感情でした。
でも、
経営では
それが命取りになることがある。


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